2006年3月26日 (日)

現在からの独白

何をかくそう、ワタシは「NANA」のファンである。

もともとは、こどもたちが読んでいたのをなにげに読んだのが始まりだが、あまりのおもしろさにコミックスを大人買いしたという経緯がある。

作者の「矢沢あい」という人は、ストーリー展開の巧い人だなと思う。

この人の作品で「ご近所物語」というのがあるが、これもなかなか楽しめる作品だった。はじめは若い子向けのお手軽コミックスかと思うが、なかなかどうして、筋立てやキャラクター設定がしっかりしている。男の子やOLさんや、ワタシのような母親世代にも人気があったらしい。

さて、「NANA」だが、昨年映画も封切られて、ちょっとした社会現象となったのは記憶に新しい。さすがに(?)映画は見ていないが、挿入歌もヒットし、続編も計画されているやに聞く。まだまだブームは続きそうだ。

「NANA」の魅力は、作者の持ち味でもあるストーリー展開の巧みさにあるとワタシは思う。読まれたかたはわかると思うが、ひとつの「現在(いま)」に向かって物語が展開していく。その「現在」からの主人公の「独白(モノローグ)」が、物語の輪郭をつくっている。

読者は、その「独白」と、まれに登場する「現在」の断片から、この物語の行く末、すなわち「現在」を想像するほかない。そのあたりの巧さが、多くの読者を引きつける要因になっているような気がする。

もちろん、絵も巧い。表情がなんとも言えない。たまに「くすっ」と笑わせる。また、そういったとことが重いだけのストーリーにさせない巧さだと思う。

物語もそろそろ佳境に入ってくる感じだ。いろんなところでネタバレ論議がかまびすしいだろう。それもまた、この作品が多くの人に支持されている証しに違いない。

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2006年1月27日 (金)

ワルツの王様

子供のころ見ていたアニメで大好きだったのが「トムとジェリー」。

今でも、同年代の人が集まってこのアニメの話になると、かなり盛り上がる。

その中でも、「この一話!」となると、ワタシは断然「ワルツの王様」だ。

ワルツの王様ヨハン・シュトラウスの家の住人(?)ジェリーは、ご主人さまのピアノに合わせてワルツを踊るのが大好き。

だからトムは、ご主人さまのピアノが聞こえると、ワルツを踊るジェリーを追っかけることができる。

そんなある日、ご主人さまが旅行に出かけてしまう。ピアノの音がしないと、ジェリーが出てこない。困ったトムは…。

といったようなあらすじだったと思う。

ワタシが何と言っても好きなのは、トムがピアノの練習をするシーン。

何度見ても笑ってしまうし、このシーンだけでトム君が大好きになってしまう。

自分のこどもがビデオを見るようになったとき、真っ先に探したのがこの「ワルツの王様」だった。こどもにも見せたかったけど、本当は自分が所有したかったから。

このアニメのすごいところは、大人でも子供でも楽しめるということ。

単純な弱肉強食のストーリーのように見えて、実は示唆やユーモアに富んでいるし、風刺もきいている。奥が深いのだ。

そして何より驚くのが、このアニメがはじめて制作されたのが1937年ということ。

いかに無謀な戦いを挑んだかがわかる。

まぁそれはそれとして、もうすでに世の中がDVDに移行しているなか、大人買いしたこのアニメのビデオをなんとか整理しないといけないのだが、恥ずかしながら手をつけきれないでいる。

ちなみに我が家のビデオデッキは故障しており、買い換える予定(余力?)もない。

プレーヤーが故障しているのに捨てきれない、ダンナのレコードと同じだ…。

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